スポニチ創刊70 周年記念として、女性だけの釣り大会 「Shipsmast Cup2018 レディース鮪チャレンジ」が、9 月16 日 (日)に相模湾一帯で開催されました。
おそらく女性による鮪やカツオを対象魚にした、大物釣りの大会は世界初!!
開催前には「本当に女性にそんな大物が釣れるのか…」なんて声も聞こえたほど。
そんな心配をよそに、会場となる平塚・庄三郎丸には、夜明け前のまだ暗いうちから、大会に参加するために総勢67 名の女性アングラーが集合。
女性限定の大会ということもあり、華やかで、これからチャレンジする釣果に期待感にあふれた雰囲気。参加者は4 つの船に分かれ、男性顔負けの奮闘ぶりで対象となるキハダマグロ・カツオを狙います。
開会式を終え、いよいよ船へ。
それぞれが持ち場につき、これから釣り上げる獲物の大きさに期待しつつ、セッティング。
今回は釣りのベテランの方もいた一方、釣りは数回経験しただけで、貸し竿を使って参加…という初心者組も多かったのが特徴。船長さんのアドバイスを受けながら、万端に準備を整え、いざ出発!!
大会開催の約5時間の間、小雨が降り続く天候の中、女性たちが次々に獲物を釣り上げていきます。カツオを中心に、大物のキメジを釣り上げる方も!
船上での奮闘を終え、いよいよ優勝者を決定する計測へ。
今大会で見事、総合優勝の栄冠を勝ち取ったのは、9.5 キロのキメジを釣り上げた和田まりえさん(30 歳・会社員)。
和田さんが釣りを始めたのは今年の1 月。この日のために、Shipsmast が主催した「キハダ釣りワークショップ 」にも参加し準備を進めたのだそう。
「最初は何が掛かったか分からなかった。気がついたら糸が100 メートルぐらい出ていて…」。
力強く糸を引く魚と格闘すること約10 分。
同乗した仲間や船長の応援を受け、初めてのマグロ釣りに成功しました。「今年の夏の目標はキハダを釣ること」だったと、嬉しそうな表情を見せていました。
閉会式にて挨拶をする、今大会の特別協賛となった「Shipsmast」を運営する株式会社プラスエムの代表金子マミ氏。
「女性だけの釣り大会、しかも鮪で…というのが夢だった。その夢が叶って本当に嬉しい」と感想を述べ、これからも女性アングラーたちを様々な面からリード、そしてサポートしていくという決意を新たにしました。
最後は、この大会の賞獲得者と一緒に、会場となった庄三郎丸の前で記念撮影。
釣りの経験や技術が豊富であればあるほど、有利であるのは間違いないのですが、今回の大会のように釣りを始めたばかり…という方でも、きちんと準備を重ねれば、大物が釣れるということが表れた今回の大会。
経験・技術に加え、運も大きな要素のひとつ。そしてそれこそが釣りの楽しさでもあります。
そしてますます女性のフィールドが広がっている釣りの世界。今後の大会も楽しみです。
【開催概要】
開催日: 2018年9月16日(日)
開催場所: 平塚・庄三郎丸
【主催】スポーツニッポン新聞社東日本釣宿連合会
【特別協賛】Shipsmast(プラスエム)
【協賛】アサヒビール・アサヒ飲料・大塚食品・オカモト・サニー商事・ジャルパック・上州屋・ダイワ(グローブライド)・タックルベリー・ハイアールジャパンセールス・ハヤブサ・マルキユー・モーリス・Yamaria・ルミカ
大会成績
●総合賞(キメジ・本ガツオ1匹の総重量)
1位 和田 まりえさん キメジ 9.5キロ
2位 宮島 千佳さん キメジ 6.4キロ
3位 入稲福 佳寿巳さん 本ガツオ 6.0キロ
4位 林 さつきさん 本ガツオ 5.2キロ
●船別賞(釣果はいずれも本ガツオ)
22号船
1位 篠原 香菜子さん 5.0キロ
2位 三浦 愛さん 4.9キロ
3位 田中 雅美さん 4.6キロ
4位 稲村 准子さん 4.4キロ
23号船
1位 照屋 絵美さん 4.5キロ
2位 山口 友里恵さん 4.4キロ
3位 西村 千佳さん 4.25キロ
4位 津島 未央さん 4.25キロ
17号船
1位 石見 孝子さん 4.45キロ
2位 神谷 美樹さん 4.4キロ
3位 湯沢 美幸さん 4.3キロ
4位 飯山 百合子さん 4.15キロ
12号船
1位 杉山 真貴子さん 5.1キロ
2位 新発田 彩さん 4.6キロ
3位 梅沢 佐知江さん 4.3キロ
4位 小形 香織さん 4.2キロ