パシフィコ横浜でのジャパンフィッシングショーが終わり、やっと少し釣りに行く予定を考えられるようになってきた。
それにしても、釣りというのは本当に贅沢な趣味だ、と最近は心底思う。
なぜなら、とにかく『時間』が必要だから。
どんな釣りでも、真剣に楽しむ趣味とするならばまず絶対に準備の時間が必要になる。
ジャンルを分けずに準備の項目を思いつくだけ並べてみる。
仕掛け作り、ラインの巻き替え、ラインシステムを組んだり、フックの付け替え、オモリの調整、エサの準備、集魚アイテムの準備、着る物の準備、etc…
そして帰宅後に待ち受けているのは使った道具のメンテナンス、食べる魚を持ち帰った場合はその下処理や調理などなど。
他の趣味に比べるとかなりTO・DOが多い方だと思う。
しかし、それも含めて釣りであり、準備やアフターケアも楽しめてこそ趣味と言えるのだ。
淡水海水問わず、様々な釣種を楽しむ私の場合、カワハギ釣りの後にヤリイカ釣り、そしてヘラブナ、イシダイ、ワカサギといった具合に準備と釣行と後片付けの連続で、そうなると全部の釣種で満足のいく準備や後片付けはなかなか出来ず、自作仕掛けで釣るという楽しさや、自宅で凝った釣魚料理を作る楽しみが減ってしまうことも多い。
要するに忙しくて時間が足りない。
この不足した時間を、既製仕掛けを買う、という形、お金で解決している。
仕掛けや便利グッズを買うことは時間をお金で買うことだ。
そのお金のために忙しく仕事をする。
あれ?
何かおかしいぞ?
と気付くと無理やり休みを取る。
そんな事の繰り返し。
本当に贅沢なのは時間を気にせず、準備と後片付けも楽しみながら釣りを趣味とすること。
これができたら言うことなし。
釣りに行く時間を削ってフィッシングショーに足を運んでくださっていたお客さん達にそういう意味でも心から感謝。