こんにちは!
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン<aroma Angelique—アロマアンジェリク>を主宰しております、英国IFA認定国際アロマセラピストの白井あゆみです。
このコラムを通じて、皆さまの快適な釣りライフと健やかな毎日のために美と健康に役立つアロマ情報をお届けします。
アロマセラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使って、身体や心の不調を改善していく自然療法です。
前回は私がアロマセラピーに出会ったきっかけと、香り(精油)の成分がどのように脳に働きかけ、身体のバランスを整えるかをご紹介しました。
今回は、デスクワークで陥りやすい頭痛を引き起こさないためのストレス緩和のロールオンをご紹介します。
アロマセラピーを学ぶ間に、日々の体調不良や深刻な病気の大元は自立神経のバランスが崩れることにあるんだなということがわかりました。
人間にはホメオスタシス(恒常性)といって、神経系、内分泌(ホルモン)系、免疫系のバランスを常に保っている仕組みがあります。
精神的に落ち込んでいる時にインフルエンザにかかりやすくなったり、ストレスで月経周期が乱れたりするのはこの仕組みのバランスが崩れてしまうからです。
特に、現代の日常生活は自律神経の交感神経(活動している時に優位)と副交感神経(休息している時に優位)のバランスを崩す要因がたくさんあります。
せわしない毎日が続き、昼夜なくインターネットに繋がれる今は、どちらかというと常に交感神経が優位になってしまっている方が多いように思います。
なかなかリラックスするのが難しくなっているんですね。
頭痛に悩まされる方が多いのも、デスクワークやPC作業、スマートフォンを長時間見つめたりして前傾姿勢になるなど、身体的精神的ストレスで肩、首から頭にかけて筋肉が緊張して血管や神経を圧迫し血流が滞って脳が酸素不足になって引き起こされる緊張性頭痛が多いように感じます。首から頭部にかけて重苦しい痛みを感じます。
この緊張性頭痛が引き金となって偏頭痛に悩まされることがあります。
片頭痛は、筋肉が緊張から脱してリラックスし身体が温まると、血流が滞っていた首の筋肉に一気に血流が流れ込み血管が拡張して神経を圧迫してズキズキとした痛みを引き起こします。こめかみ付近の痛みと吐き気や嘔吐の症状が出る方もいます。
この他にも頭痛には様々な種類と要因があり、まだメカニズムが解明されていないものもありますが、緊張性頭痛はセルフケアでストレスを和らげ、リラックスして筋肉の緊張をほぐすことで緩和していくことができそうです。
片頭痛を引き起こさないためにも、肩や首の筋肉を緊張させすぎず、適度な休息をとることが大切です。
そこで今回は、オフィスでも使えるストレス緩和のためのロールオンをご紹介します。
<ストレス緩和のためのロールオンのレシピ>
- ホホバオイル・・・10ml
- ゼラニウム精油・・・2滴
- プチグレン精油・・・3滴
- 10ml用ロールオンボトル
<作り方>
ロールオンボトルにホホバオイルを入れ、精油を滴下してよく混ぜます。
仕事中、集中した時間が続いたなと思ったら、首筋や手首にロールオンのオイルを塗って香りを嗅ぎ、緊張を緩めて休息時間を持ちましょう。
甘さがある花の香りでリラックスし、筋肉が緩んで血流も促進されます。
ゼラニウム精油・・・リナロールという成分が鎮静させ、感情を安定させます。
ゲラニオールという成分は、免疫調整作用があり最終的にホルモン系、循環器系、神経系のバランスをとります。
*女性ホルモン系の疾患の治療をされている方はゼラニウム精油の使用をお控えください。その場合は替わりにベルガモット精油(フロクマリンフリー)がおすすめです。
プチグレン精油・・・リラックス作用のあるエステル類という成分が多く含まれます。
このブレンドはリラックスと鎮静の効果がありますが、ダウンしすぎないのでお仕事中や、釣りの時のドライブ中に疲れたときにも使えます。
眠る時に手首に塗って香りを楽しみながらベッドに入るのもいいですね。
日常的にストレスや緊張を和らげておくことで、深刻な症状や痛みを事前に回避することができます。
良い香りを携帯して、こまめに緊張を緩めましょう。甘いお花の香りなので単純に良い香りとして楽しめるのも良いところです。
新生活が始まった方も、新年度で新たなプロジェクトに向かっている方も、頑張り過ぎはストレスのもとです。適度な休息が更なるパフォーマンス向上になりますよ!
お休みの日には、思い切りアウトドアで釣りを楽しむことも立派なストレスケアにつながっています。
精油は日本では雑貨扱いになっているので、アロマセラピーとして使う精油は信頼出来るアロマセラピー専門店で購入することをお勧めします。100%天然成分であるか、品名・学名・抽出部位・抽出方法・原産国などが記載されているかをチェックしましょう。
アロマオイルという名前で売られている物は合成香料のフレグランスオイルです。
精油は植物の成分が凝縮されているものですので、原液が直接肌につかないよう注意して使用してください。
また、1歳以下の赤ちゃんには精油は使用できません、3歳以下の乳幼児は芳香浴以外の精油の使用は危険です。子供・高齢者・妊娠している方は使用量が異なり使用出来ない精油もあるので注意してください。
今回も、コラムをご覧くださりありがとうございました。
この記事を書いてくれた方
白井あゆみ
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン
「aromaAngelique—アロマアンジェリク」主宰。
海が大好きで、週末は海友達と千葉へサーフィン&ボディボードに出かけることもある。アロマテラピー以外にも、クリスタルヒーリングやホロスコープ診断も得意とする。また、クリスタル好きが高じて本格的な彫金で天然石ジュエリー製作も行っている。丁寧なカウンセリングと、心と体の両面にフォーカスしたセラピーで顧客から絶大な信頼を得ている、多才でアクティブなセラピスト。