釣り人のアロマテラピー

アロマとハーブで花粉症対策 vol.1

こんにちは!
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン<aroma Angelique—アロマアンジェリク>を主宰しております、英国IFA認定国際アロマセラピストの白井あゆみです。

このコラムを通じて、皆さまの快適な釣りライフと健やかな毎日のために美と健康に役立つアロマ情報をお届けします。
アロマセラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使って、身体や心の不調を改善していく自然療法です。

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今年は例年より気温が低く、寒い冬を実感している方も多いと思います。
先月は都心でも予想以上に雪が積もりましたね。
北国では積雪量も多いもよう、皆さまお気をつけてお過ごしください。

寒い毎日の中でも太陽の光を浴びるとその暖かさに春を待ち望む気持ちが湧いてきますね。
先日通りがかった中学校の桜並木では、まだ小さいですが桜の蕾も発見出来ましたよ。
お花屋さんの店頭には、芽を出した球根や色とりどりの花たちが春の気分を運んでいます。

この時期春の訪れのワクワクとは裏腹に、憂鬱な気分になる方もいらっしゃいますね。
そう、花粉の季節が近づいているからです。
アウトドアで楽しむ釣りも花粉の影響があっては十分に楽しめませんね。
花粉症をお持ちの方は、春先のこの時期から症状を軽くする対策をとられている方も多いと思います。

そこで今回は、アロマとハーブで出来る花粉症対策をご紹介します。

花粉症と言えば免疫に関する疾患ですが、これは先天的な要因だけではなく、日々の生活の中の食生活やストレスが大いに関係してきます。
ストレスの多い生活は免疫力を弱めてしまうのはご存知だと思いますが、免疫力を高めるために一番重要なことは自律神経のバランスを保つことです。
自律神経のバランスを保つために気をつけたいことは、十分な睡眠を心がけること。そして、ストレスを避けることはできませんが、ストレスを感じてもそれをスムーズに手放していくことです。

例えば、仕事がとても忙しくて常にそのことが気になっていたり、ずっと同じことをクヨクヨ悩み続けていたりすると交感神経という身体の動きを活発にする神経が常に高い状態になり、睡眠が浅くなったり胃腸の働きが悪くなったりしてしまいます。

日中に身体に受けたダメージを修復したりや疲労物質を体外に排出するためにも身体を休める副交感神経を優位にして十分な睡眠をとることが必要です。
眠っている間に身体のメンテナンスが行われているんですね。
お休みのとき枕元にお好きな精油を滴下したティッシュを置いて、精油の香りをディフーズするのもリラックスには効果的です。

また、自律神経を整えて免疫力を高めるために取り入れたいセルフケアとしてハーブティーがあります。
特にエルダーフラワーやネトルは風邪の予防にも効果があり、この時期ぜひ取り入れたいハーブです。

ローズマリー・シネオール精油とユーカリ・グロブルス精油は血流を促進して身体を温め、ジュニパー精油は老廃物の排出を促進して筋肉疲労を予防します。

エルダーフラワー・・・古くから薬として重用されてきたハーブで、豊富に含まれているフラボノイドに抗アレルギー作用や花粉や鼻炎の症状を和らげる作用があります。発汗作用と炎症緩和の作用もあるので風邪を引いた時にも有効なハーブです。

ネトル・・・アレルギーによる諸症状を緩和する働きがあり、鼻づまりの原因となる粘膜のむくみを取ったり、花粉症・鼻炎・喘息・アトピーなどに効果があります。ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

カモミール・・・副交感神経を高めて緊張をほぐしリラックスする効果があり、血管拡張効果で血流も良くなります。

これらのハーブが含まれたハーブティーを飲むことを習慣にすることで、辛い花粉症の症状を和らげることができます。
例えば、日中はエルダーフラワーやネトルがブレンドされたお茶をポットに入れて釣りや仕事に持って行って、お休み前にはカモミールティーを飲むのも寝付きを良くして睡眠の質を高める効果があるのでおススメです。

最近は症状に合わせたハーブをブレンドしてくれるお店もあるので、上手に利用したいですね。

そして鼻づまりの症状が辛いときには、ペパーミントの精油で温湿布してみるのもよいでしょう。
ペパーミント精油には抗炎症作用があり、血管を収縮させて鼻づまりを解消してくれます。清涼感のある香りでぼーっとしがちな頭をスッキリさせる効果もあります。

<ペパーミントの温湿布のやりかた>

洗面器に少し熱めのお湯を入れ、ペパーミント精油2滴を滴下してよくまぜ、そこにタオルを浸してよく絞ったものを鼻の上にのせます。(精油の刺激があるので目を閉じておこなってください)

いかがですか?意外と手軽に始められそうですよね。
ハーブティーは水溶性成分で尿と一緒に排出されますので、一日三回程度に分けて飲むのがポイントです。

花粉症の症状を和らげて春の自然のなか釣りを思い切り楽しみたいですね!
手軽に飲めるハープティーでハーブの効果を身近に感じてみてください。

次回はお出かけ先でもケア出来る、花粉症の症状緩和のロールオンオイルについてご紹介します。

 

精油は日本では雑貨扱いになっているので、アロマセラピーとして使う精油は信頼出来るアロマセラピー専門店で購入することをお勧めします。100%天然成分であるか、品名・学名・抽出部位・抽出方法・原産国などが記載されているかをチェックしましょう。
アロマオイルという名前で売られている物は合成香料のフレグランスオイルです。
精油は植物の成分が凝縮されているものですので、原液が直接肌につかないよう注意して使用してください。
また、1歳以下の赤ちゃんには精油は使用できません、3歳以下の乳幼児は芳香浴以外の精油の使用は危険です。子供・高齢者・妊娠している方は使用量が異なり使用出来ない精油もあるので注意してください。

今回も、コラムをご覧くださりありがとうございました。


この記事を書いてくれた方
白井あゆみ
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン
「aromaAngelique—アロマアンジェリク」主宰。

海が大好きで、週末は海友達と千葉へサーフィン&ボディボードに出かけることもある。アロマテラピー以外にも、クリスタルヒーリングやホロスコープ診断も得意とする。また、クリスタル好きが高じて本格的な彫金で天然石ジュエリー製作も行っている。丁寧なカウンセリングと、心と体の両面にフォーカスしたセラピーで顧客から絶大な信頼を得ている、多才でアクティブなセラピスト。

 

 

 

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