こんにちは!
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン<aroma Angelique—アロマアンジェリク>を主宰しております、英国IFA認定国際アロマセラピストの白井あゆみです。
このコラムを通じて、皆さまの快適な釣りライフと健やかな毎日のために美と健康に役立つアロマ情報をお届けします。
アロマセラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使って、身体や心の不調を改善していく自然療法です。
夏至を過ぎ、本格的に雨降りのシーズンとなってきましたね。
梅雨の晴れ間は真夏のような太陽がのぞき、夏もすぐそこ。
蒸し暑くなって気になるのは、釣りに出かけた時の虫刺されですね!
特に汗をかく季節の草むらや水辺は、蚊の発生にもってこい。
なるべく蚊に刺されないように予防もしたいところですが、お肌に優しいものを選びたいですよね。
近ごろはナチュラルな虫除けスプレーもたくさん出ていますが、市販の虫除けの中には農薬にも使われるディートという成分が使われているものもあり、安価で強力な作用があるものは肌へのダメージも強そうです。
ところで、アロマセラピーで使用する精油はもともと植物が作り出す有機化合物で、それぞれの植物は自分を害虫から守ったり、受粉を助ける昆虫を引き寄せたり、自身が動けない分香りを使って環境をコントロールするために作り出していると言われています。
蚊が嫌う代表的な精油の成分として、シトロネラ精油やユーカリ・シトリオドラ精油に多く含まれるアルデヒド類のシトロネラールという成分があります。
これは、人にとってはレモンのような柑橘系の香りです。
また、ゼラニウム精油やローズオットー精油に含まれるアルコール類のシトロネロールという成分も蚊が嫌う成分です。
独特の薬のような香りがするクローブのドライハーブは、そのままサシェなどにするだけでゴキブリ除けになります。
人間にとっては良い香りに感じるものも、昆虫にとってはイヤな香りになるというのは面白いですよね。
そこで今回は、精油を使った虫除けスプレーをご紹介します。
<虫除けスプレーのレシピ>
- シトロネラ精油・・・4滴
- ゼラニウム精油・・・4滴
- ペパーミント精油・・・2滴
- 無水エタノール・・・5ml
- 精製水・・・45ml
- 50ml遮光瓶スプレー
遮光瓶に無水エタノールを入れ、精油を全て入れてよく混ぜます。
その後、精製水を加えます。
使う時は瓶をシェイクしてから、腕や足元にスプレーします。
2週間を目安に使い切りましょう。
その他のおすすめ精油、上記の精油の滴数でお好きな香りを組み合わせられます。
クローブ・バッド、ユーカリ・ラディアタ、ユーカリ・シトリオドラ、レモンマートル、バージニア・シダーウッド、ティーツリー
アウトドアを楽しみながら、アロマの香りで気分もリフレッシュ。
フルーティな柑橘系とクールなペパーミントの夏にぴったりの香りで、蚊の攻撃を避けましょう。
ここで紹介した精油を手作りキャンドルに加えると、虫除けキャンドルになります。
割合としては、キャンドル用パラフィンワックス約200mlに対して、精油の量は10滴です。
キャンプやベランダでの夕涼みなど、虫除け効果のある香りのキャンドルを灯すのも素敵ですね。
キャンドルを灯す時は、火のお取り扱いに注意してください。
次回は虫に刺されてしまった時のレスキューをお届けします。
精油は日本では雑貨扱いになっているので、アロマセラピーとして使う精油は信頼出来るアロマセラピー専門店で購入することをお勧めします。100%天然成分であるか、品名・学名・抽出部位・抽出方法・原産国などが記載されているかをチェックしましょう。
アロマオイルという名前で売られている物は合成香料のフレグランスオイルです。
精油は植物の成分が凝縮されているものですので、原液が直接肌につかないよう注意して使用してください。
また、1歳以下の赤ちゃんには精油は使用できません、3歳以下の乳幼児は芳香浴以外の精油の使用は危険です。子供・高齢者・妊娠している方は使用量が異なり使用出来ない精油もあるので注意してください。
今回も、コラムをご覧くださりありがとうございました。
この記事を書いてくれた方
白井あゆみ
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン
「aromaAngelique—アロマアンジェリク」主宰。
海が大好きで、週末は海友達と千葉へサーフィン&ボディボードに出かけることもある。アロマテラピー以外にも、クリスタルヒーリングやホロスコープ診断も得意とする。また、クリスタル好きが高じて本格的な彫金で天然石ジュエリー製作も行っている。丁寧なカウンセリングと、心と体の両面にフォーカスしたセラピーで顧客から絶大な信頼を得ている、多才でアクティブなセラピスト。