初めまして、東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン「aromaAngelique—アロマアンジェリク」を主宰しております、英国IFA 認定国際アロマセラピストの白井あゆみです。
これからこのコラムを通じて、皆さまの快適な釣りライフと健やかな毎日のために美と健康に役立つアロマ情報をお届けします。
アロマセラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使って、身体や心の不調を改善していく自然療法です。
第1回は乗り物酔い対策について。
楽しい釣りも船酔いをしてしまっては楽しみも半減してしまいますね。
船は乗り物の中で最も酔いやすいとも言われています。
乗り物酔いとは、乗り物の揺れ、不規則な加速・減速の反復が内耳の三半規管や前庭を刺激することによって起こる自律神経系の反応です。
内耳への刺激が、自律神経や平衡感覚の乱れを引き起こし、めまいや吐き気、嘔吐などの症状があらわれます。
視覚や嗅覚からのストレスや、不安感などの精神的な要因も関係しています。
乗り物酔いの予防として、
●十分に睡眠をとる
●消化の良い物を食べる
●揺れの少ない場所に座る(船の場合は中央部)
●進行方向を見るようにする(特に船の場合は、遠くを眺めたり、島や水平線などの動かない物を見る)
●不安やストレスを和らげる
などがあります。
アロマセラピーでの乗り物に寄ってしまった時の対処法として、精油の芳香浴がおススメです。
芳香浴とは精油の香りを嗅いで嗅覚から神経にアプローチする方法で、
部屋の中にいる時でしたらアロマディフューザーを使って香りを拡散したり、
外出先でしたらティッシュペーパーに精油2〜3滴を滴下して香りを嗅ぎます。
乗り物酔いで辛い症状として胃のむかつきや吐き気がありますが、
これには消化管の筋肉の緊張をとるペパーミントや、胃の調子を整えて不快感を取ってくれるカルダモンなどが効果的です。
また、乗り物の揺れからくる自律神経の乱れを整え、リフレッシュ効果があるローズマリーや、
酔ってしまうのではないか?という不安感を和らげ自律神経を整えるベルガモットやプチグレン、
バジル・リナロールなども合わせて使うと効果があるでしょう。
※ベルガモットには光毒性といって肌に塗って強い紫外線にあたると皮膚刺激になる成分が入っています。
フロクマリンフリーという光毒性成分が入っていない物を選ぶと安心です。
精油は日本では雑貨扱いになっているので、
アロマセラピーとして使う精油は信頼出来るアロマセラピー専門店で購入することをお勧めします。
100%天然成分であるか、品名・学名・抽出部位・抽出方法・原産国などが記載されているかをチェックしましょう。
アロマオイルという名前で売られている物は合成香料のフレグランスオイルです。
精油は植物の成分が凝縮されているものですので、原液が直接肌につかないよう注意して使用してください。
使用量も、ディフューザーなら3〜5滴、ティッシュに滴下する場合は2〜3滴を目安にしましょう。
また、1歳以下の赤ちゃんには精油は使用できません、3歳以下の乳幼児は芳香浴以外の精油の使用は危険です。
子供・高齢者・妊娠している方は使用量が異なり使用出来ない精油もあるので注意してください。
コラムをご覧くださりありがとうございました。
次回は携帯にも便利なアロマスプレーの作り方と船釣りにオススメのアロマスプレー・レシピをご紹介します。
この記事を書いてくれた方
白井あゆみ
東京目黒区でアロマテラピー&ヒーリングサロン
「aromaAngelique—アロマアンジェリク」主宰。
海が大好きで、週末は海友達と千葉へサーフィン&ボディボードに出かけることもある。アロマテラピー以外にも、クリスタルヒーリングやホロスコープ診断も得意とする。また、クリスタル好きが高じて本格的な彫金で天然石ジュエリー製作も行っている。丁寧なカウンセリングと、心と体の両面にフォーカスしたセラピーで顧客から絶大な信頼を得ている、多才でアクティブなセラピスト。